早いもので今日でもう10日目です。ここまでけっこう早いペースで来ていますが、今日も飛ばしていきます笑
トランシルヴァニア地方の観光地といえばここブラショフと、一昨日泊まったシナイアなどいくつもありますが、わたしが行きたいと思っていたところがシギショアラという街。ブラショフからシギショアラまでは片道2時間と十分日帰り可能な距離なので今日は朝からシギショアラに行くことにしました。
ただ宿からだとその都市移動の交通手段に到達するまでに時間がかかるのですが、なんとか8時過ぎのシギショアラ行きバスに乗ることができました。
シギショアラのバスステーションから旧市街まではそれほど遠くはありませんが、川を渡る必要があります。
この写真の向かって左が旧市街の方ですが、川岸のそばにある正教会も個人的には好きです。
そして旧市街の通りの様子。
曇り空なのが残念ですが、歴史ある建物も多く残るこの地区は世界遺産にも登録されています。手前の「鹿の家」も有名です。
また例のドラキュラのモデルとされるヴラド・ツェペシュもこのシギショアラで生まれ、ヴラドの家は今はレストランになっています。
街のランドマークは400年以上の歴史のある時計塔。
この時計塔は今では歴史博物館として利用されており、塔の上に登ることもできます。
塔の上の展望台から眺める街の様子はさすがに美しかったですね。
この街はそれほど大きくはありませんが、他のヨーロッパの歴史ある街と同じように多くの観光客を魅了する力があると思います。
2時間かけて来た甲斐がありました。
2時間位この街を歩いたでしょうか。12時半のバスでブラショフに戻ります。
そしていよいよトランシルヴァニア地方で一番のお楽しみブラショフ観光の始まりです笑
この街は見どころは多いですが、街の大きさ自体はそれほどでもないので3時間くらいでいろいろ見てみたいと思います。
まずは歴史地区の南にある聖ニコラエ教会。
それから西の方の黒の塔と白の塔を見て回ります。
そして北側にまわって壮麗な劇場を見ました。
東西南北といっても城壁の外に位置するこれらの見どころもお互いそんなに離れているわけではないので十分歩ける距離にあります。観光する側からするとコンパクトで見どころが集中していると観光しやすいですよね。そういう意味でもブラショフは観光地として理想的だと思います。
そしてメインの街の中心地。城壁に囲まれた中央に位置するところですが、スファトゥルイ広場はそのへそに当たります。
かなりの広さがあって非常に開放感があります。またこのあたりからは山に掲げられた「BRASOV」の看板が見られます。
このハリウッドっぽい看板はロンプラでけっこうネタにされていました笑
トゥンパ山には登ることもできますがわたしは時間がなくて登れませんでした。
ブラショフで最大の見どころといえるのが名前からしてインパクトのある黒教会。
火事の煙で黒くなったのが名前の由来だそうですが、500年以上の歴史もある教会です。ヨーロッパのゴシック様式の教会としては地理的に最も東に位置しているのだとか。
以上挙げてきたこういったところが観光スポットとして知られていますが、ブラショフは街並みだけでもルーマニア屈指の観光地の名に恥じない素晴らしいところですね。写真もきりがないので貼らないですが、皆さんにもぜひ行ってその美しい町並みをあじわってきてほしいと思います。
ただ夜は観光地の割にけっこう静かでした。夏はもっと賑やかなのかもしれませんが、中心を外れるとちょっと寂しげでした。
スファトゥルイ広場は明るかったんですけどね。
とりあえずトランシルヴァニア地方の観光もひととおりしたので、明日はブカレストに戻ります。前回はほとんど楽しめなかったのでリベンジになりますが、天気が良いだけでもだいぶ印象が違うのでせめて晴れて欲しいものです。