今日はいよいよモルドヴァに移動する日。
今回の旅ではまだ2カ国目ですが、モルドヴァという国は今回の旅のいきなりのハイライトというか難関です。
というのもウクライナからモルドヴァに入る陸路国境はちょっとややこしいため。
ヨーロッパの中でも最貧国に数えられるこの国は日本人がビザ無しで入国できるようになったのも2007年とわりかし最近で、オージーなどはまだ招待状とかが必要らしいですし、国境によっては賄賂を要求されることもあるとか・・・
そんなことをロンプラで読んでいたので、かなり不安だったため、リスクを軽減するためにロンプラのアドバイスに従って迂回路を行くことにしました。
文字が読めないので宿のお姉さんに、そういうルートで行きたい、というふうにウクライナ語でメモに書いてもらい、無事にチケットを購入。
これがその時刻表。読めなかったですが8時50分発のものがその迂回ルートのバスです。
直行できるものは便数も多くて、時間も短縮できるらしいのですがそこでリスクを追うのは怖かったので、素直に従いました。
バスの行き先が書いてある看板にはちゃんとラテン語も併記されていたのでちょっと安心しました。
要は BRICENI 経由のキシニョフ(キシナウ)行きなら大丈夫なんだろうと。
今日は朝起きてからずっとドキドキしていて、かなり早めにバスターミナルに来ていて出発の時間を待っていました。
バスと言ってもミニバンですが、乗客もけっこう集まり始め最終的には座席もすべて埋まってしまいました。
そして予定より7分遅れの8時57分に(思っていたよりはずっと時間通りに)出発。
無事出発したとはいえ国境を越えるまでは不安でいっぱいでしたが、思っていた以上にすんなりとウクライナの出国、そしてモルドヴァの入国が完了。
乗客で外国人旅行者はわたしだけでしたが、ちょっとだけ他の人達より時間がかかっただけで済みました。
一応入国はできたとはいえ出国までは一抹の不安を抱えたままではありますが、とりあえず気持ちを切り替えてモルドヴァの首都キシニョフまでの道のりを楽しみます。
そして13時37分キシニョフのバスステーションに到着しました。
所要4時間40分・・・。期待以上に早く着きました。
キシニョフにはバスステーションは3つあるのですが、ウクライナからのバスは北バスステーションに到着します。
バスステーション前では、やはりというかタクシーの客引きがいました。英語もちょっと話せるようでしたが、ロンプラのおかげで街までの行き方はわかっているので、丁重にお断りをして歩いて行く事にしました。
というかその前にモルドヴァの通貨レイを持っていなかったんですけどね笑
とりあえず宿の道のりでの感想はとにかく外貨両替屋が多いなと。
キシニョフはかなり小さな街なのですが、こんなに両替屋がひしめき合う首都ははじめて見ました。
これも経済状況のせいなのかなー、とか思いつつ宿に到着。
入り口がちょっとわからずに戸惑っていたら、通りのおにいさんが案内してくれました。
ウクライナはけっこうクールな人が多かったのですが、モルドヴァは意外と旅行者に親切な人が多いのかも。
さてここキシニョフでの宿ですが、朝食もついて一泊1000円ほどのホステルに泊まることにしました。
ロンプラがあるとはいえ、やはり最新の情報は仕入れたいもの。
そういうときに旅行者が集まるホステルは情報交換の場に最適です。
実際、あまり観光資源がないこの国ですが、意外にもけっこうな数の外国人旅行者がいました。
それというのも実はこの日はワインフェスティバルだったからということで。
それを知らなかったのですが、結果としてウクライナ滞在期間が短くてよかったです笑
多分もう来ることのない国に、こういう特別な日にいられるなんてなんという幸運でしょうか笑
ちょっと長くなってしまったので次の記事に続きます。