クレタ島に来てから2日目の朝です。
今日最初の目的地はフェイストスというイラクリオンからは南にあるところで、紀元前4000年の頃から人が住んでいたという古代都市があったところで、現在は遺跡が残されています。
個人でイラクリオンからフェイストスに行く場合はやはりバスで行くことになるのですが、昨日利用したバスステーションAではなく、街の中心からちょっとだけ離れたバスステーションBからの出発になります。
ホテルからバスステーションのある場所までちょっとだけ迷いそうになりましたが、無事にバスの乗り場を見つけることができました。7時半過ぎの出発で8時45分ころ到着という1時間ちょっとの道のりです。
ここは一応観光地ではあるのですが、バスを降りてからも少し歩くということもありあまりバスで行く人がいないのか、ちょっと心配でしたが、バスのドライバーに降りるポイントをあらかじめ聞いておいたので無事に到着することができました。
しかし本当に何もないようなところで下ろされてしまったのですが、一応どっちに行けば良いのか教えてもらっていたこともあってよかったです。とりあえずこの道をのぼっていけば良いとのことで。
今日も相変わらずの快晴で心地良い散歩ができました。
そして遺跡に入場して内部を観光。
青銅器時代の中期に建てらてた最初の宮殿遺跡は地震によって倒壊してしまったそうですがそれでも青銅器時代後期の末ごろに再建されているので3000年以上の歴史を経ています。
またこの遺跡で発掘されたフェイストスの円盤は考古学上貴重な出土品で、イラクリオンの考古学博物館に展示されています。
とりあえず遺跡の観光を終え、再びイラクリオンに戻ることにしました。バスの時間も頻繁というわけではありませんが、そこそこ出ており、10時半のバスで12時前くらいに戻ってきました。
やはり朝早くから行動すると、時間的にも余裕を持って行動できますね。これから今日の午後と、明日の1日半たっぷりイラクリオンを観光することができます。
まずはフェイストスから戻ってきたバスステーションBにも近い城壁へ。ここは無料で開放されていて、城壁の上からは街を見眺めることができます。
そこから北に進み海沿いの道に出たらちょっと東に行くと、今度はオールド・ハーバーに出ることができます。
フェリーターミナルとは別の場所ですが、小型船が多く停泊しており、16世紀のヴェネツィア時代の要塞も残されています。
要塞にはちゃんとヴェネツィアのシンボルである聖書を持った翼の生えたライオンが掘られてあります。これはヴェネツィアの守護聖人である聖マルコを表しているからで、かつてのヴェネツィア共和国の国旗にも使用されていたものです。
この要塞の先は遊歩道になっており、ジョギングをしていたり、犬の散歩をしていたりと非常にリラックスした雰囲気でした。心地よい午後の昼下がりにふさわしい、そんな場所です。
わたしも何をするでもなく腰を下ろしてぼーっとしていたのですが、ちょっと小腹もすいてきたので市街の方にもどり、とあるカフェに入りました。
といっても頼んだのはコーヒーや紅茶ではなくワイン。
ピザではないのですが、チーズの乗ったパンでおそらくローカル料理だと思うのですが、それをつまみにしばらくだらだらしていました。
まあ、ただだらだらしていたのではなく、クレタから次の目的地までの移動だったり、ギリシアから先のことまであれこれ考えていたのですが。
ホテルの自分の部屋に戻ってからも、とりあえずいままでの約1ヶ月を振り返ったり、やはり今後のことの計画をもっと詰めたりと、気がついたらけっこう遅くになってしまいました。
夜になってもう一度オールド・ハーバーに出てみましたが、ここ自体は夜はそんなには明るくはありませんでした。街はけっこう賑わっているんですけどね。
とりあえず今日はけっこう有意義に過ごすことができたと思います。
明日はクレタ最終日なので悔いの残らないように過ごしたいと思います。