標高2700mの長白山は、朝鮮半島の付け根、北朝鮮と中国の国境にある名山で、天池と呼ばれる大きなカルデラ湖が特徴の大きな火山です。韓国、北朝鮮はもちろん中国でも聖山としての信仰が深く、一度は登ってみたい山だそうです。しかし、調べた感じではかなり観光地化されているようで、気軽にアプローチできる人気の山になっているようです。旅行社では契約チケットと集合時間のメモ書きを渡されただけなので、一体どのような内容のツアーなのかは不明ですが、ネットで調べた情報でおおよその予想はできます。
午前3時過ぎに起床、急いでホテルを出て指定された集合場所に行ってみると、リュックを背負った人が10人くらいすでに待っていました。やがて30人乗りの青いバスがやってきたので、それに乗り込みます。何カ所かで客を拾いバスは満員になりました。
延吉の街を出ると、何度かトイレ休憩はあるものの田舎道をひたすらひたすら走ります。そして9:30、かなり広い駐車場にバスは滑り込みました。
標高は1050m、どうも一般のバスはここまでのようです。遠くに長白山の山頂部が望めます。このとき弁当を配られました。どんな弁当か興味を持ちましたが、写真のようにあまりおいしい感じはしません。
弁当を渡すだけかと思ってザックをバスに置いてきたのですが、ガイドは人でごったがえすかなり広い道を先に進んでいきます。しかたなくそれについて歩くと、10分ほどで正面に長白山と書かれた山門が見えてきました。どうもそれが登山口のようです。
ここでしばらく休憩しているうちに帽子を5元で買って弁当を食べます。山門をくぐりるとそして園内で再び集まりガイド付きの長白山観光バスに乗り込みます。20分ほど走ると実質的な登山口に到着です。標高は1700m、ここからは四駆の登山専用SUVに乗り換えるようです。80元のチケットを購入し、30分ほど並んでやっと四駆に乗り込むことができました。
11:05四駆による登山開始、すごい勢いで二車線の登山道を登っていきます。全て舗装された道なので普通車でも走れそうですが、一般の車は走れないシステムになっているようです。すぐに森林限界となり視界が開けてきました。今日は快晴です。11:20山頂直下の駐車場に到着しました。