初めての中国、旧満州朝鮮族の聖地へ1(瀋陽-延吉)

初めての中国の旅は、歴史的にも日本と関係の深い旧満州、その中でもこの度の最初の目標は、朝鮮族の聖地:長白山(北朝鮮や韓国では白頭山)です。まずは、福岡空港から瀋陽を経由して北朝鮮との長白山登山起点の町:延吉へ向かいます。私の旅行スタイルは、大まかな計画こそ事前に立ててはいますが、全ての旅程を現地で決める!旅です。今回は共産国だけにちょっと緊張しますが、まぁ何とかなるでしょう。

12:00に福岡を出発、瀋陽空港に15時前に到着しました。ここから延吉へ行く飛行機が出るのは20時なので、たっぷり時間があります。そこで、瀋陽空港の周辺を散歩することにしました。まずは空港内の中国銀行で換金します。外国では多額の現金を見せると危険なのでトイレで分割して当面の現金を財布に入れ、残りはザックの各所に移します。うっトイレの水が流れません。嫌な予感?!

 

たっぷり時間があるので、空港周辺を散策することにします。空港から出るとあたりは広大な農地が広がります。道はダートで黒いにわとりやアヒルがいたるところを闊歩しています。なんとトウモロコシは3m以上も背丈があります。こんな満州の地を終戦のころ、多くの日本人が死にものぐるいで南へ南へと逃避していたのでしょう。夕方には空港に戻り、大きいといわれる満州の夕日を見ながら空港内の自助食(バイキング)レストランで夕食をとりました。

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20時発の飛行機で瀋陽空港から延吉空港に向います。ここまでのクーポンは日本で調達していましたが、これ以後は現地調達の旅行となります。当面の心配は延吉での宿です。大きな町なので駅前にはホテルがいくつかはあるでしょうが、到着時刻が遅いだけにちょっと不安です。

21:30延吉空港に到着、タクシーで延吉駅に向かいます。地図で調べていたホテルが工事中だったのでホテル街をしばらく物色しました。大陸だけにさすがに道幅が広く、歩行信号が青になって普通に歩いていては渡りきれません。ハングル併記の看板が多く、超市:スーパーも営業していました。「旅店」と入口に大きく書かれた建物は安宿のようです。

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22:00成宝大厦というホテルに入りました。宿泊費を交渉で100元ほどねぎり宿泊の手続きをしました。 ついでにフロントで「長白山」と書いた紙を渡し、そこへ行くツアーがないか聞いてみました。すると翌々日朝に出発のツアーがあるといいます。となると明日は一日フリーになります。ということで、地図を広げて明日の旅程を検討し、北朝鮮との国境の町、図們へ行くことにしました。朝鮮族の地域だけにホテルの部屋は中国というよりは韓国の旅館のような雰囲気があります。

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Viaggio について

旅行大好き人間です
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