中国旧満州縦断の旅2(黒竜江省)

 

8月8日 ハルピンの宿は駅前の北北大酒店というホテルでしたが、8時前にバババババというけたたましい音で起こされました。テロでもあったのだろうかとすぐに窓の外を見ると、ホテルの入口に写真のように臨時のゲートができてすさまじい数の爆竹がならされていました。一体何事だろうと食堂に降りていくと結婚式が開催されていました。かなりオープンな雰囲気で、朝食後そのかなりケバいパーティー会場にも入ってみました。

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さて、ハルピンというと日本人として必ず行っておきたいのは731部隊(関東軍防疫給水部本部)跡です。これは、第二次世界大戦期の生物学的な研究機関です。戦時中にできた施設なので生物兵器の研究施設くらいに思っていたのですが、現代人の常識ではあまりにも非人道的な実験も行われていたようです。例を上げれば、寒さ暑さなどの外的要因による人間の限界点、様々な薬や細菌、妊娠や出産に関する実験など、これらを中国人捕虜や民間人を使った人体実験で行っていたのです。このような実験は、戦後絶対に行えないので、貴重なデータと共にここに従事していた者も連合軍によって闇に消えているそうです。ここの見学は常に一定数の人しか入場できないよう厳しく管理していて、内部の写真も撮れません。説明は中国語と英語ですが、希望すれば日本語の案内もつけることができるようです。戦時中に日本が中国でやってきたことは、必ずしも中国では正しく伝わっていないことも多いのですが、この731部隊の現実は日本人として直視しなければならないものだと思います。

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ハルピンの街は、ロシア(ソ連)の影響を強く受けています。特に中央大街周辺は、建物からさまざまな施設までロシアの街のような光景が広がっています。路上ではクラッシックやジャズ、演劇などのパフォーマンスが普通に行われ国際的です。

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日が傾いてきた頃、黒竜江(アムール川)の川縁に着きました。その広場では多くの書道家?が水で漢詩を書いています。水が流れるようにすらすらと達筆で書かれている文字、よく見ると書き順は日本とは少し違うようです。やがて遠くの向こう岸からは虹色のスポットライトが輝き川のライトアップが始まります。それと共にさなざまな施設や作り物も点灯しお祭りのような風情になってきました。

この夜は、最後に龍塔と呼ばれるランドマークタワーに登ってハルピンの夜景を十分に楽しみました。しかし、のどが渇いたので、私はうっかりお茶の自動販売機のボタンを押してしまいました。中国では冷たいお茶にはたっぷりの砂糖が入っています。これって何とかならないのでしょうか。

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Viaggio の紹介

旅行大好き人間です
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