8月11日 瀋陽駅を朝出発して国境の町:丹東に行きました。丹東市は中国と北朝鮮の国境の町で両国の物流の拠点です。
11:50 丹東に着くと駅前の国鉄直営丹鉄大酒店にチェックインしました。まずは国境見物ということで鴨緑江河畔まで出てみました。対岸の北朝鮮へは鉄道や道路で結ばれて往来はかなり多いようです。
鴨緑江には遊覧船があったので、50元で北朝鮮視察をしてみました。対岸の北朝鮮は、写真でも分かるように生活感が漂い、現代的な丹東の町並みに対して、北朝鮮の貧しさが対照的です。
次にタクシーで万里の長城の東端があるという虎山に向かいました。16:20と閉門の時間も近いので40元のチケットを買って、急いで城壁史跡を歩いて登ります。山頂から蛇行する国境の鴨緑江とそのまわりに広がる湿原や農地や山々を眺めていると、雨が降ってきました。雨具がなかったので、櫓で雨宿りしながら雨足の強弱を縫って下山しました。
18:00過ぎには丹鉄大酒店にもどりましたが、特に街中には見るべきところもないので、最後の目的地となる大連観光の計画を練ります。
翌日 丹東から大連までは鉄道がない区間があるので、駅のある途中の庄河という街まで10:10発のバスで行くことにしました。が、これが思わぬトラブルを招きました。どうも大連まで直接行く客ばかりで、庄河で下車するのは私だけだったようです。庄河らしいところに来ても高速をそのまま走っているので、チケットを運転手に見せました。すると、なんと運転手は下の一般道と立体交差している地点でバスを停め、ここから降りて庄河へいけ!と言うのです。仕方なく下車して高速の土手(写真)を滑りおり、下の一般道でタクシーを拾って庄河駅に向かうことになりました。さすが中国です。
庄河駅に着くと、大連行きの列車の出る15:20まで時間があったので庄河の街をぶらつきましたが、相変わらず街のいたるところで多数の熟年層が麻雀やトランプをやっています。大連には18:45に着き、最後の宿ということでちょっと贅沢して駅に近い日月潭大酒店という高層のホテルにチェックインしました。