夏の日本-モンゴルはキャパに対して需要が多く、なかなか航空券がとれません。やっと手に入れた7泊8日のモンゴルの旅、ウランバートルとモンゴル帝国の都ハラホリン(カラコルム)の他に、温泉を探す旅を組み入れましたが…。
8月8日 首都ウランバートルから真っ先にやってきたのはモンゴル帝国の都があったハラホリン(カラコルム)です。ここでの宿はツェングンフレーツーリストセンターというところで、写真のように宿泊棟はゲルです。中は6畳ほどの広さでなかなか快適で味わいのある宿です。食堂等の様々な施設はサーカスのテントのような大きなゲルになっています。
08:00 チェックアウト、目の前にあるエルデニゾーと呼ばれるモンゴル帝国の遺跡を見て回ります。なかなか広大な遺跡で、その中には現在でも信仰されている仏教寺院があります。しかしこの遺跡は徹底的に破壊されて、当時のものは写真にある石材くらいなのだそうです。
ハラホリンの次は、ガイド本に載っていたハラホリンから数十キロのところにある温泉に向かいます。日本に関係ある方が運営するツェンケル温泉です。
エルデニゾーから30分ほど歩いて交通の拠点であるバス乗り場に行きます。ここにはタクシーもあって、運転手が客待ちをしながら玉突きをやっていました。ツェンケル温泉のことを聞くと首を傾げるものが多い中で、一人がガイド本の源泉の写真を見てここなら分かるから連れて行ってやるというのでお願いしました。
12:07出発、なぜか運転手は自分の家に寄り、たくさんの荷物を持った奥さんを同乗させます。これくらいは、まぁいいか。タクシーは普通の道を30分くらい走った後、山越えの道を走り出しました。写真のように車道といえないような草原の道です。道のまわりには高山植物のお花畑もあって写真のエーデルワイスのように日本では滅多にお目にかかれない花も普通にあります。そんなのどかな景色なのですが、正直ちょっと不安になってきました。
14:40 草原の中にぽつんとあるゲルに到着しました。たくさんの馬が放牧されていて、馬にまたがった子どもと、乳を搾っている女の人がいました。運転手はゲルに入り、おまえも入れと手招きします。ゲルに入ると中にいる男が運転手の父親であると紹介を受け、かぎタバコを勧められました。やがて馬乳酒とバターやチーズなどのご馳走?が運ばれ、5人の子どもたちを紹介されました。奥さんを連れての帰郷も兼ねていたわけで、そのお礼ということなのでしょう。まぁこういうのもいい体験だなと30分ほど歓談しました。そして奥さんを下ろし温泉に向け再出発です。