モンゴル 温泉さがしの迷い旅2

15:40 左写真の温泉地に到着すると、ここがガイドに載っている温泉と告げタクシーは私を下ろしました。なるほど写真のように温泉がわき出るところに木を円錐状に組んである。ところが、この宿泊施設の中に入って出てきた女主人に聞くと、ここはツェンケル温泉ではないと言うではありませんか。それどころか、ここにはバスやタクシーがなく、電話も通じないというのです。そしてツェンケル温泉はここから車で2つほど山を越えた2時間ほどのところだということはわかりました。しかしそこへ行く方法がないのです!

途方に暮れている私を見かねた女主人は厨房に入って、注文もしてないのに馬乳酒とミルクとスープとパンを2切れを出して出て行きました。今日はここで泊まるにしても…その後は?ここに数日閉じ込められたら帰りの便にも間に合わない…と不安一杯ですが、食事をすると気持ちが落ち着いてきました。

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しばらくすると、女主人が帰ってきて「車は出せる人がいる、いくら出せる?」と聞きます。1万円ほどの額を言うとしばらく待たされて、やがて連れて行ってくれると言いました。感謝感激雨あられです。しばらくして呼ばれると日産パトロール(サファリ)に乗った厳つい男が待っていました。

17:30 この謎の温泉地を出発、車は草原の中をガンガン飛ばし、無事ツェンケル温泉に到着したのは、日も暮れようとする19:10でした。

宿泊の手続きをし、夕食を食べて左写真の露天温泉に浸かり星空を眺めながら、いろいろあった今日一日の出来事を思い出しながら出会った人たちに感謝しました。

次の日、周辺を散歩しながら久しぶりに落ち着いた気持ちでモンゴルの大地を踏みしめました。聞くと左写真でもわかるようにモンゴルではどこの温泉も円錐状に木を組むのだそうです。

朝風呂に浸かり昼食をとったら、次の目的地である最も近い街であるツェツェルレグに出発する準備をします。バスが来るのかと思っていましたが、迎えに来たのはトラックです。街に行く10人ほどの客は荷台に乗り込みます。そして11:30、道無き道をガンガン飛ばして走ります。モンゴルの田舎の移動とはこんなのが標準なのでしょう。

13:00ツェツェルレグに無事到着しました。モンゴルの言語はキリル文字表記ですが、特にこの街はロシアの影響が大きいようです。以後は予定通りの旅程で帰ることができました。

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Viaggio について

旅行大好き人間です
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